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「いま、上海で物件を買うのは、スーパーで特売品を買うのと同じ感覚。
優良物件なんて購入できればラッキー。 日当たりの良い東南向きの部屋や、見晴らしの良い最上階のユニットなんて、開発会社などによFードのコネがないと押さえられない」とは、貿易会社を経営している知人のRさんのコメントです。
ただ、こうした3年以上も一直線に上昇し続ける上海不動産マーケットに対して、行き過ぎではないか、と指摘する声も出ています。 現在、上海不動産に関するリスク要因としては、次のものが挙げられています。

が急増しており、不動産バブルが発生しやすい状況にある。 実際に不動産バブルが崩壊した場合の影響としては、景気への下押し圧力が高まる、物件価格の下落により消費マインドが冷え込む、関連産業であるセメントや鉄鋼への需要減、C貸出の不良債権化による金融機関へのダメージ、などが指摘されています。
上海では1990年代初頭にも住宅ブームが高まり、92年から93年にかけて住宅建設面積が年4割のベースで増加したことがありました。 一方で価格、立地、問取りなどにおける需給のミスマッチ、上下水道など基本インフラの未整備、劣悪な品質などが問題となり、94年からは需要が急速に鈍化。
この第一次ブームは終焉を迎え、不動産市場は長い低迷期に突入しました。 ローカルを含む実需と、マーケットの供給量がある意味、適当に折り合いをつけながらかもし出されたものと見ることができます。
最近の高級物件は、価格に見合うだけの品質を備えていますし、中低価格帯のバリエーションも豊かになってきています。 また、中古市場が整備され、買い替えが比較的簡単にできるようになったことも、今回のブームを下支えする要因の1つです。
「現在の上海は日本の80年代ではなく、60年から70年代の状況。 一時的な調整場面はあるかもしれないが、市民のマイホーム需要は根強く、すぐにリバウンドするだけの潜在能力を備えている」バブル期には日本でも。
1億総不動産屋と評されることがありましたが、中国では常時無数の人が参加して競争が展開されます。 その意味ではまぎれもない新興市場であり、時に行き過ぎるきらいはありますが、景気の先行き期待から、少なくとも2010年の上海万博までは不動産市場の活況は続く、というのが地元専門家の見方です。

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